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公益社団法人 日本社会福祉士会

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新入会者宛メッセージ

新しく都道府県社会福祉士会に入会された皆さまへ

会長 西島善久

2023年2月5日(日)に実施された第35回社会福祉士国家試験は、受験者数36,974人のうち16,338人が合格し、44.2%という過去最高の合格率となりました。

合格された皆さまおめでとうございます。

今後は、入会された都道府県社会福祉士会において、ソーシャルワーク専門職である社会福祉士として実践と自己研鑽、会活動への参加をいただきますようお願いいたします。

日本社会福祉士会は、1993年1月、東京八王子に550人を超える仲間が集まり、任意団体として設立してから、今年で30周年を迎えます。

1996年4月に社団法人化し、2012年4月には47都道府県社会福祉士会を正会員とする連合体組織へ移行し、2014年4月に公益社団法人の認可を受けました。2023年4月現在、都道府県社会福祉士会所属会員数は4万4千人を超え、ソーシャルワーク専門職を有する公益法人として、その社会的責任は益々大きくなっています。

日本社会福祉士会は、日本精神保健福祉士協会、日本医療ソーシャルワーカー協会、日本ソーシャルワーカー協会とともに日本ソーシャルワーカー連盟(JFSW)を組織化し、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)に加盟しています。

昨年2月に開始されたロシア政府によるウクライナへの軍事侵攻により、ウクライナから安全を求めて国境を越え、難民となり避難している人びとをヨーロッパ地域のソーシャルワーカーたちが支援しています。JFSWはこの活動に賛同し、活動に活用していただけるよう義援金を集め、現地に送金しました。

また、本年2月にトルコ南東部とシリア北部で発生した地震により甚大な被害が発生し、現地では、ソーシャルワーカーによる被災者への支援活動が行われています。JFSWは、トルコソーシャルワーカー協会・シリアソーシャルワーカー協会の活動を支援するために義援金募集を5月31日まで行っています。

一方、国内においては、3年という長期間に渡り継続した新型コロナウイルスの感染拡大も減少に転じ、3月半ばからはマスクの着用が個人の判断に委ねられるとともに、5月8日からは感染症法上の位置づけが2類から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられるなど収束に向けた政策が進められていますが、第9波が来ることも否定できず、感染状況を踏まえた適切な対応が求められます。

コロナ禍が長期化することに伴い、さまざまな生活課題が各地で顕在化しています。これらの課題に対して、私たち社会福祉士は、ソーシャルワークの倫理と価値を改めて確認し、その実践を展開していく必要があります。

本年7月には第31回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会を大分県別府市で開催します。全国の会員が集う本大会に、新入会員の皆さまにも是非ご参加いただき、ソーシャルワーカーとしてともに学び、繋がる機会にしていただければ幸いです。

地域共生社会の実現に向けて、社会福祉士には、包括的な相談支援体制および住民主体の地域課題解決体制を構築するための実践力の向上が求められています。

日本社会福祉士会は、正会員である都道府県社会福祉士会との連携をはかりつつ、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる地域共生社会の実現に向け、さまざまな課題へ対応していくよう努めてまいります。

新入会員の皆さまが社会福祉士会の諸活動へ積極的に参加され、ともに学び、ともに成長していけることを期待しています。

公益社団法人日本社会福祉士会 会長 西島 善久

 

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