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「2012年度高齢者虐待対応現任者標準研修」の全国実施について

本会は、虐待防止法にもとづく虐待対応機関、協力機関の現任者が、虐待対応にあたる上での専門的視点、技術を習得し、実践力の向上を図るための「高齢者虐待対応現任者標準研修」(以下、「標準研修」という)のプログラム、研修教材の開発及び講師養成研修を実施し、2010年度から全国的に実施するための体制を整備しました。
2012年度の研修実施予定はこちらをご覧ください。詳細については、都道府県社会福祉士会連絡先に問い合わせください。

 

プログラムの特徴

  1. 標準研修は、研修の質を担保するため本会指定の統一プログラムに沿って実施します。
  2. 研修全体は、3日間のコースで、6科目17.5時間です。うち、4科目11時間を演習に当て、より実践と結びつけた内容としています。
  3. 科目は、高齢者虐待防止法や権利擁護の基本的理解を踏まえた上で、虐待対応の流れに即して初動期段階、対応段階、評価・終結の各段階のポイントを学び、最後に総合演習を行う構成となっています。
  4. 演習では、行政責任による組織的虐待対応を行うためのツールとして本会が開発した高齢者虐待対応帳票(虐待受付票、事実確認票、アセスメント要約票、計画書、評価票、等)を実際に使用し、より実践的な研修を目指しています。
  5. テキストは「養護者による高齢者虐待対応の手引き(以下、手引きという。)」を使用します。手引きは、2011年3月に開催された厚生労働省老健局の「認知症対策関係課長会議」で参考配布されるとともに、2012年4月の事務連絡で「2006年の厚労省マニュアルを補完するもの」との位置づけられました。

■手引きの入手方法

ア.ご購入

イ.本会ホームページの報告書掲載ページからダウンロード
※ページ数が多いのでご注意ください。

 

高齢者虐待対応現任者標準研修 統一プログラム


1日目

科目1 高齢者虐待防止法
と市町村の責務   

講義
(90分)

・虐待防止法の内容と法に定められている市町村の責務を理解する。

科目2 高齢者虐待対応と
権利擁護

講義
(90分)

・虐待対応における権利擁護の視点を理解する。
・虐待対応の基本的な流れを理解する。

科目3 初動期段階

講義
(60分)

・通報受理、事実確認や緊急性の判断等初動期の対応のポイントを理解する。

演習
(120分)

・「受付票」「共有協議票」「事実確認票」「アセスメント票」「コアメンバー会議録・計画書」を体感する。

2日目

科目4 対応段階

講義
(60分)

・虐待の背景・要因をアセスメントし、虐待対応計画を策定するポイントを理解する。

演習
(120分)

・「アセスメント票」「対応会議録・計画書」を体感する。

科目5 評価と終結

講義
(60分)

・対応計画の評価と虐待対応機関としての支援の終結について理解する。

演習
(90分)

・「評価票」を体感する。

3日目

科目6 総合演習
(初動期段階、
対応段階、評価)

演習
(180分)

・虐待対応の初動期段階の一連の流れを、具体的事例の演習を通じて理解する。

演習
(180分)

 

「高齢者虐待対応帳票・VerⅡ-2」について

高齢者虐待対応帳票は、標準研修の検証及び手引きの検討をもとに、「高齢者虐待対応帳票・VerⅡ-2」に更新されています。書式は、本会のホームページからダウンロードできますのでご活用ください。

帳票のダウンロードはこちら