スーパービジョンの実施
認定社会福祉士認証・認定機構(以下、「認定機構」という)が定めたスーパービジョンの枠組み(認定社会福祉士制度 スーパービジョン実施要綱)にもとづき、スーパービジョンを受ける・することで、認定社会福祉士及び認定上級社会福祉士の取得や更新に必要なスーパービジョン実績の単位が取得できます。
対象となるスーパービジョンの実施形態は「個人スーパービジョン」のみとしていましたが、2021年9月23日の規程改正により「グループスーパービジョン」についても認められるようになりました。
なお、決められた手順や指定された様式の使用など、一定の枠組みの中で実施することが必要になりますので、必ず実施前に手順等を確認してください。
4.スーパービジョン実施マニュアル(バイジー用) |
5.スカイプ等を活用したスーパービジョンについて![]() |
6.認定社会福祉士制度におけるスーパーバイザーの行動規範![]() |
スーパービジョンの目的
スーパーバイジーの実践学習と専門職としての知識と技術への訓練を促進・支援するためにソーシャルワークの視点から実施するもので、スーパーバイジーとなる社会福祉士が次の各号に掲げる事項を獲得することを目的とする。
- 社会福祉士としてのアイデンティティを確立する。
- 専門職として職責と機能が遂行できるようにする。
-
個別支援・組織・地域のすべてのレベルにおける実践力を開発する。
基本的な枠組み【個人スーパービジョン】
- 認定制度のスーパービジョンでは、 スーパーバイザーとスーパーバイジーは、スーパービジョンを行う前に、原則、1年間のスーパービジョン実施契約を締結します。
- 認定制度の個人スーパービジョンは、契約締結後、1年間に6回以上、1回1時間以上のスーパービジョンを行います。
- 認定制度のスーパービジョンのスーパーバイザーとスーパーバイジーの関係は、職場内/職場外、同じ専門分野/異なる専門分野を問いません。
- 認定制度の個人スーパービジョンを受けようとする場合は、スーパーバイジーが、認定機構にスーパーバイザー登録をしているスーパーバイザーへ依頼をします。
- 認定制度の枠組みに従った個人スーパービジョンを1年間に6回以上行うことで、スーパービジョン実績2単位となります。
- 契約満了後に次のスーパービジョンを受ける場合、スーパーバイザーは同じ者である必要はありません。
- 認定制度の個人スーパービジョンを受けようとする社会福祉士(スーパーバイジー)は、事前に「スーパービジョン実施マニュアル(スーパーバイジー用)」をお読みください。
- スーパービジョンで使用する様式は、こちらをご覧ください。
基本的な枠組み【グループスーパービジョン】
- 認定制度のグループスーパービジョンでは、 スーパーバイザーと各スーパーバイジーは、スーパービジョンを行う前に、原則1年間のスーパービジョン実施契約を締結します。
- 認定制度のグループスーパービジョンは、契約締結後、1年間に8回以上、1回1時間以上のスーパービジョンを行います。
- 認定制度のグループスーパービジョンを行う際のスーパーバイジーの人数は、2名から8名とし、スーパーバイジーの交替は認められません。
- 認定制度のスーパービジョンのスーパーバイザーとスーパーバイジーの関係は、職場内/職場外、同じ専門分野/異なる専門分野を問いません。
- 認定制度の枠組みに従ったグループスーパービジョンを1年間に8回以上行うことで、スーパービジョン実績2単位となります。
- 契約満了後に次のスーパービジョンを受ける場合、スーパーバイザーは同じ者である必要はありません。
- グループスーパービジョンで使用する様式は、こちらをご覧ください。
- なお、グループスーパービジョン用の「実施マニュアル」は、現在作成中です(2021年10月1日)。運営にあたりご不明な点は、当機構事務局へお問い合わせください。
スーパーバイザー
- 認定上級社会福祉士であって認定機構にスーパーバイザー登録している者
- 認定社会福祉士を1回以上更新した者で認定機構にスーパーバイザー登録している者
- 認定上級社会福祉士に準ずると認められる者で認定機構にスーパーバイザー登録している者
- その他、認定機構が認める者で認定機構にスーパーバイザー登録している者
- スーパーバイザー登録をしていない認定社会福祉士が認定社会福祉士の更新及び認定上級社会福祉士の認定又は更新のためにスーパーバイザーとしてスーパービジョンを行うときは、次のいずれかの要件を満たしていること。
(1) 認定上級社会福祉士又は認定上級社会福祉士に準じる者であるスーパーバイザーの同席のもとで行われること (2) 認定上級社会福祉士又は認定上級社会福祉士に準じる者であるスーパーバイザーの指導が受けられないときは、自らがスーパーバイザーとして行っているスーパービジョンについて機構が指定する振り返りができる研修会に、スーパーバイジー個人記録の写しを持参のうえ参加する。[現在この振り返りができる研修として認めているものはありません]
<スーパーバイザーの連絡先>
- 認定機構に登録しているスーパーバイザーの連絡先は、スーパーバイザー登録者一覧をご覧ください。
スーパービジョン(する)について
- 目的:スーパーバイザーとして職責と機能が担えるようになる。
- 認定機構にスーパーバイザー登録をしているスーパーバイザーが認定制度の枠組みでスーパービジョンを行った場合は、スーパービジョン実績(する)の単位として扱うことができます。